物心ついたときから、ワキ汗や手汗、足汗に悩みつづけてきました。
夏はもちろんのこと冬でもヒートテックのワキ部分が汗でびっしょりになります。
友人から、めぐそって手が湿ってるねと言われたり、
ピアノの練習中に鍵盤が手汗で濡れてしまったり、
緊張しすぎてマイクや資料を持つ手が手汗でびっしょり濡れてしまったときもありました。
そんな汗かき女に効果があった対策方法と、
今後どうやって汗と向き合っていくのかをご紹介します。
塩化アルミニウム液での汗対策
塩化アルミニウム液とは塩化アルミニウムを溶かした水溶液のことです。
塩化アルミニウム液には、汗の出口(汗腺)を塞いで汗を抑える効果があるため、この溶液を汗が気になる場所に直接塗ることで汗を抑えることが可能です。
市販されている塩化アルミニウム液のなかで、汗かきの私でも効果があった商品は、
だけでした。
パースピレックスとは
パースピレックスには、ワキ用とボディ用の2種類があり、ワキ用は濃度と成分が異なる3タイプがあります。一番の違いは塩化アルミニウムの濃度の違いです。
- パースピレックス・コンフォート(ワキ用):塩化アルミニウム10.27%配合
- パースピレックス・オリジナル(ワキ用):塩化アルミニウム20%配合
- パースピレックス・ストロング(ワキ用):塩化アルミニウム25%配合
- パースピレックス・ローション(ボディ用):塩化アルミニウム25%配合
コンフォートとオリジナルは塩化アルミニウム濃度が低すぎたため、ワキ汗を抑えることができませんでした。
私はストロングとローション(ボディ用)の塩化アルミニウム濃度が同じであることから、手足に塗りやすいボディ用を購入し、ワキにも塗っていました。
パースピレックスボディ用をワキに塗ることで生じた副作用
塩化アルミニウムの濃度の高いパースピレックスをワキに塗ることで、以下の症状が現れました。
- ワキが乾燥する
- ワキにかゆみが出る
- 洋服の色落ち
パースピレックスを皮膚に塗ると、主成分の塩化アルミニウムと汗腺内の水分が反応し、水酸化アルミニウムと塩酸を産生します。
この塩酸が、ワキの乾燥やかゆみ、洋服の色落ちの原因になります。
コンフォートとオリジナルには、塩酸を中和する「乳酸アルミニウム」が配合されているため、このような症状が起きにくくなっています。
乾燥・かゆみについては、我慢できる範囲であったため、許容範囲内と判断しました。
洋服の色落ちについては、寝る前にパースピレックスを塗ってパースピレックス(塩酸)を完全に乾かし、翌朝ワキを濡れタオルで拭くことで対策しています。
オドレミンは効き目なし
パースピレックスは海外製ですが、日本製にではオドレミンという製品があります。
こちらの製品の塩化アルミニウム濃度は13%です。
パースピレックスの前にオドレミンを使っていましたが、手のひらいっぱいのオドレミンをワキに塗っても、濃度が低すぎて全く効き目がありませんでした。
ワキ汗インナーでの汗対策
パースピレックスだけでも充分なワキ汗対策になりますが、副作用が怖い方はワキ汗インナーで対策することができます。
数々のインナーを試した結果、汗かきの私でも効果があった商品は、
- ベルメゾンネット汗取りインナー(大汗さん):3部袖
- ベルメゾンネット汗取りインナー(大汗さん):半袖
でした。
大汗さんシリーズには、フレンチ袖やキャミソールがありますが、どちらも汗を吸い取ることができず、シャツやワンピースに染み出してしまいました。充分な吸い取り効果があるのは、袖丈がある程度長いタイプです。
また、こちらの商品は消臭効果があるので、汗のにおいも気になりませんでした。
今後、汗との向き合い方
夏場の代謝による発汗は塩化アルミニウム液やワキ汗インナーにて対策が可能です。しかし、ストレスが原因の「精神性発汗」による手汗は、完全に対策すること困難でした。
私の場合、精神性発汗による手汗は、人前に出ることによる緊張が引き金となっています。そのため、自分の緊張をコントロールする、つまり自律神経を整えるような恒久対策が必要です。
今後は、
- リラックスできる時間を増やす
- 睡眠を十分に取る
- 自分の中の不安と向き合う
などを行い、自分の汗と戦っていきたいと考えています。